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海幕武1第1999号
海上幕僚監部技術部長から自衛艦隊司令官・護衛艦隊司令官・呉、佐世保、大湊各地方総監あて
探信儀AN/SQS−35(J)の機械装置の取扱法について(通知)
標記については、関連文書1に示されるとおりであるが、最近におけるえい航索切断の事故にかんがみ、当面下記事項に留意のうえ事故の防止に努めることとされたく通知する。
記
1 投入及び揚収時の艦速
関連文書1のその1追補2項のとおりであるが、航走中の作動試験としてTILT DOWN(UP)、BOOM OUT(IN)、CABLE OUT(IN)の各操作時の状態においても、3〜12ktの艦速を厳守する。
なお、揚収は3〜12ktで可能であるが、最適な艦速は、艦型、海況等によつて異なるので実績データを積み重ね、その結果で決定するのが望ましい。
2 保守整備
えい航索の引留装置(えい航体側)付近の電線の状況を次により点検する。
(1) 点検方法
引留装置につながる整流装置をはずし、目視にて鋼線の異常(変形、締めつけられたあと、傷、断線等)の有無を点検する。
(2) 点検回数
ア 曳航3回を終えるごとに。
イ 揚収時に、えい航体がサドルに正しく引き込まれず傾斜した状態になつたり、海中でえい航体が大きく(10°以上)ロール、ピッチをした場合はそのつど。
(3) 前(1)号の点検により異常が認められた場合にはその程度のいかんにかかわらず、使用を断続せず直ちに修理を行なう。
なお、えい航索にかかる荷重(特に曲げ、ねじれの力)はえい航索鋼線の疲労をきたし、次第に上記の異常現象を生む原因となるものである。したがつて、このようなえい航索を使用しつづけると、破断、えい航体流失に至るおそれが大きくなるので特に留意を要する。
3 その他
関連文書2はこの機械装置の用法について、有効な資料と考えられるので参考とされたい。関連文書: 1 探信儀AN/SQS−35(J)機械装置N−20/SQS−35(J)取扱説明書
2 1術校研第1705号(46.11.26)